空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

レビュー

横浜市電保存館 思い出と歓声の住まう場所

明治から昭和40年代まで横浜にも市電が走っていて、やがて車社会の到来とともに廃止された。最後まで残っていた市電の車庫の跡地に建ったのが「市電保存館」だということです。根岸駅からバスに揺られて約10分。そんなに便利な場所ではないので、平日に…

原鉄道模型博物館に行ってきました

ちょっと前のことですが、 横浜にある「原鉄道模型博物館」に行ってきました。 電車系には全く興味がなかった自分ですが、 子供が電車好きになると、自動的に巻き込まれるようです。 どちらかというと大人の趣味の領域にかかるこの博物館。 リアリティにこだ…

プラレールの3色京急を楽しむ

おとどけいきゅうで先日再発売。プラレール京急イエローハッピートレイン | おもちゃ・模型 | 京急グッズオンラインショップ「おとどけいきゅう」プラレール京急600形 京急ブルースカイトレイン | おもちゃ・模型 | 京急グッズオンラインショップ「おとどけ…

こどもちゃれんじぷちの新おもちゃ、ママなし休日の過ごし方

我が子はミーハーなことに(ミーハーなのは親だが)、生後半年からベネッセの「こどもちゃれんじ」を始めている。これは実際、長大なる前半生のお供たるベネッセの通信教材のなかでも最も早い開始時期であり、これ以上ないほどのしまじろうファンぶりである…

「国家の罠」佐藤優

今日の一冊は佐藤優の「国家の罠」です。 国家の罠―外務省のラスプーチンと呼ばれて (新潮文庫) 作者: 佐藤優 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2007/10/30 メディア: 文庫 購入: 35人 クリック: 235回 この商品を含むブログ (202件) を見る 様々な顔をもつ本…

嫁の美容家電をこっそり試す。

妻が「アクアエステソニック2」という美容家電を購入したので、 こっそり試してみた話。 【閲覧注意】これ以降、おっさんの鼻のアップ写真が登場します。 アクアエステソニック2 スペシャルセット (ポシュレ 世界オモシロ通販 オモシロ日テレ)ア...価格:…

「イリュージョン」リチャード・バック

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」 文句なくこの1冊。 リチャード・バック 「イリュージョン」 頭の中に溜まった垢を全部擦り落としてくれる、いわば脳内お掃除屋。 読むと、自分がどれだけ多くの偏見や固定観念に縛られているか、自分の目がどれだけ曇っ…

ゴーン・ガール 原作の感想

ゴーン・ガール 上 (小学館文庫) 作者: ギリアンフリン,Gillian Flynn,中谷友紀子 出版社/メーカー: 小学館 発売日: 2013/06/06 メディア: ペーパーバック この商品を含むブログ (97件) を見る ゴーン・ガール 下 (小学館文庫) はじめにお断り この記事はス…

「高い城の男」 と世界の崩壊

今日の本はSF界の鬼っ子、フィリップ・K・ディックの書いた「高い城の男」 第二次世界大戦の勝者がドイツと日本だったら。 それは歴史の仮定にすぎないが、その仮定を前提にしてしまうのがSF小説のすごいところ。作中世界そのものが現実味を欠いているのに、…

iqos(アイコス)一週間吸ってみた

日曜に思い切って購入したiqos。 使ってみて一週間の使用感をレポートします。 ・なんだかんだ言って使用場所を選ぶ 非喫煙者にとっては普通の煙草と違いがわからないから、禁煙の場所とか喫煙することが社会通念上非常識だと思われる場所で吸うのははばから…

「銃・病原菌・鉄」 世界的ベストセラーはやっぱりスケールが違う

本日の一冊は「銃・病原菌・鉄」ジャレド・ダイヤモンド著です。 文庫 銃・病原菌・鉄 (上) 1万3000年にわたる人類史の謎 (草思社文庫) 作者: ジャレド・ダイアモンド,倉骨彰 出版社/メーカー: 草思社 発売日: 2012/02/02 メディア: 文庫 購入: 27人 クリ…

反教育論 猿の思考から超猿の思考へ ブックレビュー

本日取り上げる本は、「反教育論 猿の思考から超猿の思考へ」泉谷閑示 である。 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ (講談社現代新書) 作者: 泉谷閑示 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/02/15 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブ…

iqos(アイコス)開封&初喫の儀

色々と迷った挙句、本日購入しました。iqos。 www.iqos.jp においが少ない、煙が出ない、副流煙が出ない。 この魅力はやっぱり見逃し難いものがありました。 ホルダーを充電して専用タバコを差し込んだところ。 電池が入っているだけにちょっとした重量感が…

星を継ぐもの 名作SFの引力

星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン 星を継ぐもの (創元SF文庫) 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1980/05/23 メディア: 文庫 購入: 207人 クリック: 2,160回 この商品を含むブログ (476件) を見る 言わずと知…

kindleで洋書を読む

電子書籍リーダーの特徴 kindleやkoboなど、電子書籍専用リーダーを持ち歩く人も増えてきて、今さらそれがどんなものか説明するのも気が引けますが、一応前提としてお話しします。 手に持った感じ ・スマホより少し大きめな画面サイズ。 →大体、新書本を閉じ…

七つの習慣より 第二の習慣「終わりを思い描くこと」

第二の習慣 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 作者: スティーブン・R・コヴィー 出版社/メーカー: キングベアー出版 発売日: 2014/05/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見る 自分の葬式を思い描く。ゴールはどこか。 誰にでも死は訪れる。…

椰子の実

椰子の實 島 崎 藤 村 ”名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の實一つ故郷の岸を離れて汝はそも波に幾月舊の樹は生ひや茂れる枝はなほ影をやなせるわれもまた渚を枕孤身の浮寢の旅ぞ實をとりて胸にあつれば新なり流離の憂海の日の沈むを見れば激り落つ異郷の涙…

ワンダーコアに思う意欲とアクセシビリティのバランス

ワンダーコアスマートを購入してしまってから、はや一月が経つ。 こういうダイエット器具を衝動買いするのは、ビリーズブートキャンプ以来のことで、今回もまんまとショップジャパンの思惑に乗っているわけなのである。 さて、最大の疑問だったのか、「倒れ…

第二次世界大戦の時代を舞台にした歴史改変ものの名作をご紹介

歴史改変ものとは・・・すいません。勝手に名前をつけていますがもし別に呼称があるなら教えてくだされば幸いです。 実在の歴史の中に架空の人物を滑り込ませ、史実の中にフィクションを展開してみせる小説のジャンルのこと。歴史好きかつSF好きにはたまらな…

七つの習慣より、第1の習慣。 主体性

「7つの習慣」より、第一の習慣。「主体性」完訳 7つの習慣 人格主義の回復作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン出版社/メーカー: キングベアー出版発売日: 2013/08/30メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (8件) を見…

プラレール始めました(1) 初めてのレイアウトができるまで

買ってしまおうと決意する 男の子が電車や車好きというのは自然発生的なものなのだろうか。 それとも親がそういうものだと無意識に考えて接しているからか。 我が家の1歳10ヶ月の息子は今のところ電車方面に強い関心があるようで、線路脇に連れて行くと興…

マッドマックスのような世界感が楽しめる忘れられた名作「スワン・ソング」

ロバート・マキャモン(Robert R McCammon)は、90年代ホラーの旗手としてスティーブン・キングなどと肩を並べた存在だという。 日本の出版界からすっかり忘れ去られてしまっているということは、2000年代に入って新刊の翻訳が1作品しか刊行されていないと…

amazonプライムを無料体験してみた2日目のレビュー

amazonに行くと何かとアピールされるamazonプライム。 年会費4000円弱でお急ぎ便がいつでも無料というのは、魅力だろうが決定打にはなっていなかった。通販で買ったものが届くのに、そんなにスピードを求めていなかったからということはある。別に今日着こう…

ラノベ好きな草食系男子に読んでほしい海外SF作品

ウェン・スペンサー 「ようこそ女たちの王国へ」ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)作者: ウェンスペンサー,エナミカツミ,赤尾秀子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10/24メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 202回この商品を含むブログ (49件) …

ライラの冒険 黄金の羅針盤

意地悪な大人たちに耐え、選ばれし少女が冒険を繰り広げるという、 一種のファンタジーの王道とも言えるお話。 ユニークなのは、当時流行した平行世界という概念を(狭義の)SFではなく、ファンタジーに取り入れたこと。それを魔法理論として成立させたこと。…

キャットウーマン

テレ東の名物番組「午後のロードショー」。 他局で洋画を流す番組がどんどん消滅していく中で、 平日毎日淡々と古い映画を上映してくれる貴重品である。 B級映画をB級として楽しむもよし。 こうした一昔前の名作を振り返るのも良い。 シャロン・ストーン特集…

インターステラ―、その刺激

インターステラー。最近見た唯一の映画ということもあるけれど、この映画の印象の残りかたは半端ではない。 見てから一ヶ月経つのにストーリーの詳細を思い出すことができ、一つ一つのシーンを取り出して反芻することすらできる。 それは、この映画自体が大…

銀河英雄伝説を読み返す。

銀河英雄伝説を読み返す若いころむさぼるように読んでいた銀英を久々に読み返している。初代の徳間ノベルズ版がいつごろまで手元にあったのか、もう定かではないけれど、軽く20年は経っているに違いない。 ふとしたひょうしにオスカー・フォン・ロイエンター…

宮沢賢治「グスコーブドリの伝記」森鴎外「山椒太夫」

二つの物語を前後して読んだのは全くの偶然なので、これほどまでに似通った筋だったのには正直驚いている。 双方とも少年の成長物語であり、冒険譚なのだから。 時代は今とまったく違う。子供は、あくまでも無力で、親たちの保護は不安定だ。生きることさえ…

夏目漱石「草枕」。オフィーリアと世間

草枕作者: 夏目漱石発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」 有名すぎる一節で始まる草枕は、漱石初期の作品群のなかで異色…