空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

コルコバードの丘のキリスト像

ブラジル、リオデジャネイロにあるキリスト像(christ the redeemer)のことがテレビでやっていたので、ちょっと知りたくなって調べてみた。

知りたかったのは、雷が落ちたことや建設秘話ではなく、
なぜキリストがあのポーズをとっているかということだ。

世界中、どこのカトリック教会にいっても、
祭壇には、十字架に磔にされ絶命する痛ましい姿が見られる。

けれど、コルコバードの丘に立っているのは、
二本の足で力強く立ち、両手を頼もしく広げ、
自信に満ちた表情を浮かべる、極めて男性的なキリストである。

これについて、英語版のWikipediaでは、
The designs considered for the "Statue of the Christ" included a representation of theChristian cross, a statue of Jesus with a globe in his hands, and a pedestal symbolizing the world.[8] The statue of Christ the Redeemer with open arms, a symbol of peace, was chosen.
(意訳:ブログ著者)キリスト像デザインは、クリスチャンの十字架を表現するとともに、手の中に地球を包み込み、台座は世界を象徴している。手を大きく広げたそのポーズは、救世主キリストが平和を象徴していることを表している。

原罪を購い、来世で救われることを願うのは、生きること自体が苦難の連続だった古代の人々の思考だろう。
コルコバードのキリストは、今を生きるこの世界で幸せたろうと求める、そんな新しい救済観を体現しているのではないだろうか。