空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

七つの習慣より、第1の習慣。 主体性

「7つの習慣」より、第一の習慣。「主体性」

完訳 7つの習慣 人格主義の回復

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  • 作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン
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完訳 7つの習慣 人格主義の回復

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「主体性」とは、行動を自発的に率先してに行うことではなく、自分の人生に責任を持つということ。どのような外界の状況であれ、それに対する反応は自分の決定と選択の結果であると自覚して生きること。

例えば、電車の中で読書をしている自分がいる。
どこかの駅で若者の集団が乗り込んできて、酒に酔っているのか大声で談笑し、時折ばか笑いがおこる。当然、自分の読書に対する集中は著しく妨害される。くそ、あいつら静かにしろよと思う。電車を降りた時、当初予定していたより全然読めていない。ばかな若造のせいで自分の学習の機会が削がれたとイラつきながら道を歩くことになる。これはストレスでしかない。

けれど、主体的になった自分はどうだろうか。たとえ周囲にどんな騒音をまとったとしても、自分の読書を妨害し得るのは自分の選択でしかない。くそ、あいつら静かにしろよという内なる声が文章から自分を遠ざけるのである。自分の自由を奪えるのは自分だけである。「誰も、私の許可なくして私を傷つけることはできない。」騒音に対する反応は選択できる。上の例で言えば、若者たちにたいする不満を抱えつつストレスを増大させるのも自分だし、若い血気を微笑ましく見守りながら読書に戻るのも自分の選択なのである。大切なのは、そういう選択権が自分にあるということを自覚するということなのだ。

主体的に行動しない人は、「反応的」な人だという。天気が悪かったり、周囲が自分を重んじてくれなかったりすると、気分がふさいで行動に影響がでる。なんとなく、妻の機嫌が悪くて自分につらく当たる気がする。口論の後に仕事に行っても、今朝のことが尾をひいて仕事に身が入らない。当然、生産性が下がり残業することになる。夜遅く帰ると更に不機嫌な妻に非難される。こうなったのは自分のせいじゃないのに、なんで罵倒されなければならないのか。理不尽だ。不満とストレスを抱えながら眠りにつく。そして翌朝、質の悪い眠りから覚めた私は、また前日の口論を繰り返すことになってしまう。

こういう私がある日、反応的だった自分の在り方に気づき、主体的であろうと心に決めた。自分は家族を大切に思っているし、ちょっと機嫌が悪い時があっても、妻もまた家族を大切にしていることを知っている。だから、とげとげしい言葉をかけられた時は、感情のままに言い返すのではなく、原因がどこかにあるはずだと考えるようにし、少しだけ自分の行動を変えるようにした。一時の感情と自分の価値観を比較して、価値観を優先させた。妻の話を注意深く聞いているうちに、自分がいかに仕事の忙しさを言い訳にしてきたかを知ることになる。家事はもちろん、子供の成長のことや、妻自信の体調のことなど、朝の会話の中で何回も話されたはずなのに、右から左でほとんど気にかけていなかった。素直な謝罪を躊躇する感情が沸き起こったが、自分の反応は選択するもの。感情は意識的に反応として外に出さないことを学んだ。