空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

背筋が寒くなる話

最近、有名人の方の癌罹患や死亡のニュースが続く。

気になるので調べてみた、簡単なまとめ。

 

まず、基本的に、癌は年齢が上がるに従って罹患率が上がっていく。

◆全がん

年齢階級別がん罹患率(全部位 2011年) 男女
元データ:地域がん登録全国推計によるがん罹患データ(エクセルのrateシートを参照)
  • 男女とも50歳代くらいから増加し、高齢になるほど高い。
  • 30歳代後半から40歳代で女性が男性よりやや高く、60歳代以降は男性が女性より顕著に高い。

 癌の罹患率が1%になる年齢は、男性で60歳ぐらい、女性で70歳ぐらい。

年齢上昇とともに緩やかに上昇するのではなく、幾何級数的に上がっていくことがわかる。それにしても、男女でこれだけ差があるのは驚き。やはり女性の体の方が生物学的に堅牢なのだということだろうか。

統計データの全ページは以下のリンクより

ganjoho.jp

 

それでも、4〜50歳が癌にかかる確率は男女とも1%未満だから、

ここ最近の有名人の癌のニュースの多さは違和感がある。

同じデータサイトも、癌の罹患率の年次推移では、

  • 年齢調整死亡率と罹患率の推移(75歳未満)
年齢調整死亡率と罹患率の推移(75歳未満)
 

確かに増えている。2010年までのデータしかないけれど、罹患率が上がって死亡率がやや下がっているのが分かる。

「年齢調整」とあるのは、平均寿命の伸びによる癌罹患率の自然上昇を調整したということなので、この原因は高齢化によるものではないようだ。

d.hatena.ne.jp

上のブログでは、癌罹患率の上昇は部位別に見る必要があり、必ずしも簡単に原因を特定してしまえるものではないとおっしゃっている。

だから、例えば下のブログでおっしゃっているように、短兵急に福島原発事故と結びつけてしまうのも危険だ。だいいち、この傾向は2011年以前からあったものだ。

saigaijyouhou.com

とはいえ、完全にデマだと断定してしまうわけにはいかない。

ドイツZDFが制作した番組の信憑性はかなり高そうだし、放射性物質が大量に撒き散らされたことは事実だ。

癌にかかる確率は近年確実に上昇している。それは、生活習慣、ストレスの多い仕事、食品添加物遺伝子組み換え作物などなど、それからもしかすると福島原発事故によるものかもしれない。とにかく原因は複合的すぎて数年で結論が出せるものではなく、膨大な疫学的データの検証が不可欠である。一方治療技術や早期発見の意識付けが奏功して死亡率は下がっている。だから癌になったとしてもそれが確実に死につながるものではないという風になっていくかもしれない。

 ・・・。

とは言うものの、この話の陰に巨大な不気味なものが潜んでいるような気がしてならない。原因となるものがいっぱいありすぎて特定できないという状況も不気味なら、そのなかの特定の原因だけが急激に増大したとしても「分からないうちに紛れてしまう」という可能性があることも不気味だ。現にそうなっていることだって可能性としては十分にあるのだから。

背筋が寒くなる話だが夏の怪談みたいに「こわいね」だけで済む話ではなく、自分と家族の身は自分で守らなければならない。避難という文字が浮かぶ。