飯田橋から外堀散歩
懐かしい学生時代を過ごした街を久しぶりに訪れました。
千代田区といえば日本の中枢のなかの中枢。同時に江戸のエスプリが今も残る魅力あふれる街だと思います。
でも大学生の時は、そんなことを認識すらせず飯田橋近辺の飲み屋をうろついたり学生会館にたむろしたりと、そういう地理的に恵まれた環境をちっとも生かそうとしていませんでした。
今となってみたら、学生の身分を利用してもっと歩き回っておけばよかったと後悔しきりです。人生ってそういうもんですね。
外堀があるので、ビルが立ち並んでいても開放感があります。
江戸は水の町。まさにそういう原風景が残っているんですね。
牛込橋跡とあります。
昔はここに見附があって、ここより皇居側は城内だったんですね。
ものすごく立派な石組みが印象的です。
学生の頃は大して見もしないで毎日通り過ぎてたような気がします。
全く豚に真珠でした。
外堀沿いにへばりつくように中央、総武線の線路が走っています。
上から見下ろすと、黄色い電車とオレンジの電車がひっきりなしに通っているのが見えます。水面に映る電車の影というのも風情があるんですね。
年をとったのか、何にでも風情を感じてしまいますが・・・。
「外堀散歩」と検索すると多くの人がこの人工の水辺に魅せられていることが分かります。
線路が外堀の中に敷かれているため、この近くではこういうすっきりした景観ができています。堀の中というのは、最も用地を得やすくルートを確保しやすかったという合理的精神で決定されたのでしょうが、都市景観上も見事なもんだと思いました。
ついでに動画も撮ってきたので公開してしまいます。
毎日乗っている人にとっては何も珍しいものではないのですが・・・。
https://www.youtube.com/watch?v=eQnb9nKWtjs&edit=vd
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