こどもちゃれんじぷち3月号の経済性
ベネッセのこどもちゃれんじ。2歳児用のコース「ぷち」の最終号が先日届きました。
セットの中身とメインのおもちゃ
今号の内容を一言で言えば、「お金かかっていなさそうな感じ」です。
・絵本
・水で描けるお絵描きセット
・DVD
でした。
メインの教材というかおもちゃは2番目の「お絵描きセット」なのですが、
これを最初に見た時の妻と私の反応は、正直言って「微妙」でした。
見るからにちゃっちい。
前回のセットが結構豪華な内容だったので、原価率の調整で今回はかなり予算が削られているな、という印象です。
セットの中身は、
・先端がスポンジ状の水ペン
・スポンジ状の輪っかがついた水スタンプ
・大小4枚のお絵描きシート
・これらをひとまとめにして干せる輪っかクリップ
だけです。これだけ見ると、100円均一にも売っていそうな印象です。
1号あたり2000円ぐらいしますから、ちょっと苦笑いです。
4種のお絵描きシートは、特殊な白いコーティングがしてあり、
これがミソです。
ここを水をつけたペンでなぞると、この白いコーティングが透けます。
そうすると、その下に塗ってある絵や色が透けて見え、お絵描きをしたような感じになるという仕組みになっています。
水ペンは中にある程度の水を保持しておけるようになっており、振ったりしても水はこぼれません。
また、水スタンプは、濡らしたミニタオルなどをスタンプ台のようにすることで、子供の不規則な動きによって水がこぼれたりする事態を防ぐことができます。
この辺り、さすがベネッセと言える配慮です。
子供の反応
のっけからものすごい食いつきでした。
やり方をやって見せたその場で、
「やる」と言って親の手からスタンプをもぎ取り、
夢中でぺったんぺったんし始め、
ペンで描いて見せた時も同じようにひったくり状態で、
大変ながっつきぶり。
がっつき具合がよく分かる写真。
この写真を見ると、ペンを持つ手が「グー」になっています。
ペンの持ち方はその時々で変わり、こういう風に「グー」になる時もあれば、三本指できちんと持てる時もあります。なんとなく、三本指で持っている時の方が細かいものが書きやすいと認識してきているような動きがあります。
これで筆記具の持ち方とかが自然に身についてくれたりしたら、いろんな意味でものすごく安い教材なのかなと思います。コストパフォーマンスがいいですね。
ベネッセの作るものは、コスト削減号でもしっかり子供を夢中にさせる工夫が施されているという話でした。