怖がり3歳児のおむつはずし顛末記
現在3歳半の息子。トイレトレーニングを始めて、およそ完了したと言える期間のことを後のために記録しておきたいと思います。
トレーニング開始まで
実際にトイレトレーニングを始めたのは3歳になった今年8月です。ずいぶん遅いように思いますが、オムツの性能が劇的に向上している昨今、子供も親もそういう便利な物を捨て去るのには割と大変な決意とエネルギーが必要なのです。
とは言え、とりあえず「補助便座」は割と早い時期に購入してスタンバイだけはしていました。 買ったのは一歳半ごろのことだったでしょうか。
↑購入した補助便座。シンプルながら必要な機能は全て揃っています。男の子はオシッコが前に飛ばないようにするためのガードが必須。画像クリックでアマゾンのページに飛びます。
コイツを便座にセットして、「さあトイレ行ってみようか」という試みを何回かやってはみたのですが、なかなか怖がって座ろうとしません。
ベネッセのトイレトレーニンググッズ(こどもちゃれんじの付録、音楽が流れたりするやつ)も、それ自体は面白がって遊びますが、「トイレに座る」動機付けにはならず。そのままなんとなく2歳を過ぎ、決め手に欠けたまま3歳を迎えた次第です。
恐怖心の克服のためのおまる購入
周りの先輩パパママからは、「うちも幼稚園入っても毎日オムツだったよ」とか、「昔と違うんだから自分のペースでやれば良いんだよ」というようなアドバイスを貰っていたのですが、それでも気になることは気になる。まだ少しずつでもトイレに対する関心が高まっているような兆候があれば良いんですが、2歳の1年間は全く進歩なしの状態。
そんな中、前述の補助便座をリビングに持って来ると、きゃっきゃ言いながらまたがって「トイレごっこ」的な動きをしている姿を見るようになります。
そうか、トイレという空間でなければまたがれるんだ、と気づきました。
要は、オムツからトイレというのは、環境の変化が余りにも多過ぎて対応しきれないんですね。
- いつでもどこでも→トイレという狭い空間
- オムツをはいたまま→脱いだ状態で
- 立ったまま→またがって
という3つの変化要因を全部いっぺんにやろうとするから、子供が混乱して恐怖心を持ってしまう。だから、これを1つ1つクリアするようにしてやれば良いのでは、という方針が立ちます。
「困難は分割せよ」「高過ぎる目標はスモールステップで克服」の発想ですね。こんなところにも先人の知恵が活かされるわけだ。
そこで、まずはトイレという環境要因を排除し、慣れ親しんだ環境でできるようにするため、おまるを導入することにします。少しでも楽しい雰囲気を出すため、奮発してアンパンマンのギミックがついた高機能おまるをチョイス。早速アマゾンでポチりました。
↑が購入したおまる。アンパンマンのハンドルから何種類かの音楽や声、水を流す音が流れるほか、組み換えてステップや補助便座としても使える商品です。
画像クリックでアマゾンのページに飛びます。
おまる導入時
おまるが届き早速開封すると、アンパンマンの姿が見えたこともあって子供も興味深々。
とりあえずリビングにでんと置いて子供の動きを観察。
とりあえず楽しそうにまたがって遊んでいたので、頃合いを見計らって話しかけてみます。
「このアンパンマンに乗ってうんちとかオシッコとかするんだよ。やってみる?」
ちょっととまどいは見せたものの、うん、とうなづいたので、これはうまくすれば行けるかも、と思い慎重に。
ここ(リビング)でオムツを脱ぐのは恥ずかしいか、と聞いてみますと、「恥ずかしい」との返事。3歳児にも羞恥心はあるんですね。
おまるの周りをニトリのついたてで囲い、子供に見せたところ、これならいいということで安心したのか素直にズボンとオムツを脱がすことができ、そのまままたがってくれました。まだおっかなびっくりなのか、ちょっと腰が引けていて、手は母親の腕につかまったまま。その状態で1時間近くああだこうだしていると、
「でる。」
と言って用足し完了。
↓ニトリのついたて
スクリーン(ティクス DBR) | ニトリ公式通販 家具・インテリア・生活雑貨通販のニトリネット
始めこそかなりの時間がかかりましたが、その後は徐々にまたがる時間が短くなり、スムーズに用足しできるようになっていきました。
ちなみに、おまるの汚れ、ニオイ対策には「おまるシート」がオススメです。
ちょっと単価が高く、コスパ的にきついですが、これを使うとニオイが広がらず、おまるにニオイが付くこともないので、リビングで使うことができます。ビニール袋で代用可能と言う人がいますが、それだとかなり手間がかかるんじゃないかと。
おまるその後
おまるに慣れたあとは、トイレに移行するのもスムーズでした。前述の「おまるシート」を1パック使いきらないうちに、もうおまるは不要に。およそ半月のことだったと思います。
その後は「アンパンマンおまる」は踏み台としてトイレに設置。ずっと使われなかった補助便座が本格的に稼働しています。
まとめ
うちの子どもの場合、オムツからトイレに移行する間に一つステップが必要だったということでした。トイレトレーニングで行き詰まっていたら、「おまる向き」の子かどうか一度検討してみてはいかがでしょうか。