読書
本日取り上げる本は、「反教育論 猿の思考から超猿の思考へ」泉谷閑示 である。 反教育論 猿の思考から超猿の思考へ (講談社現代新書) 作者: 泉谷閑示 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2013/02/15 メディア: 新書 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブ…
星を継ぐもの ジェイムズ・P・ホーガン 星を継ぐもの (創元SF文庫) 作者: ジェイムズ・P・ホーガン,池央耿 出版社/メーカー: 東京創元社 発売日: 1980/05/23 メディア: 文庫 購入: 207人 クリック: 2,160回 この商品を含むブログ (476件) を見る 言わずと知…
概説書におんぶに抱っこで読み解く現代の思想シリーズ。「ハンナ・アレント」第2章 全体主義の登場と破局の20世紀 無国籍者の出現と人権の危機 国民国家は、「Nation State(ネーションステート)」である。ネーションとは、国民とも民族とも訳される難しい…
概説書におんぶに抱っこで読み解く現代の思想シリーズ。「ハンナ・アレント」第1章 ハンナ・アーレント 予告編 - YouTube ハンナ・アレント(アーレント)の書いたものを読みたくなったのは、単にミーハーな動機からに他ならない。20世紀の約半分をリードした…
電子書籍リーダーの特徴 kindleやkoboなど、電子書籍専用リーダーを持ち歩く人も増えてきて、今さらそれがどんなものか説明するのも気が引けますが、一応前提としてお話しします。 手に持った感じ ・スマホより少し大きめな画面サイズ。 →大体、新書本を閉じ…
第二の習慣 完訳 7つの習慣 人格主義の回復 作者: スティーブン・R・コヴィー 出版社/メーカー: キングベアー出版 発売日: 2014/05/23 メディア: Kindle版 この商品を含むブログ (3件) を見る 自分の葬式を思い描く。ゴールはどこか。 誰にでも死は訪れる。…
椰子の實 島 崎 藤 村 ”名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の實一つ故郷の岸を離れて汝はそも波に幾月舊の樹は生ひや茂れる枝はなほ影をやなせるわれもまた渚を枕孤身の浮寢の旅ぞ實をとりて胸にあつれば新なり流離の憂海の日の沈むを見れば激り落つ異郷の涙…
歴史改変ものとは・・・すいません。勝手に名前をつけていますがもし別に呼称があるなら教えてくだされば幸いです。 実在の歴史の中に架空の人物を滑り込ませ、史実の中にフィクションを展開してみせる小説のジャンルのこと。歴史好きかつSF好きにはたまらな…
「7つの習慣」より、第一の習慣。「主体性」完訳 7つの習慣 人格主義の回復作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン出版社/メーカー: キングベアー出版発売日: 2013/08/30メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (8件) を見…
ロバート・マキャモン(Robert R McCammon)は、90年代ホラーの旗手としてスティーブン・キングなどと肩を並べた存在だという。 日本の出版界からすっかり忘れ去られてしまっているということは、2000年代に入って新刊の翻訳が1作品しか刊行されていないと…
amazonに行くと何かとアピールされるamazonプライム。 年会費4000円弱でお急ぎ便がいつでも無料というのは、魅力だろうが決定打にはなっていなかった。通販で買ったものが届くのに、そんなにスピードを求めていなかったからということはある。別に今日着こう…
ウェン・スペンサー 「ようこそ女たちの王国へ」ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)作者: ウェンスペンサー,エナミカツミ,赤尾秀子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10/24メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 202回この商品を含むブログ (49件) …
銀河英雄伝説を読み返す若いころむさぼるように読んでいた銀英を久々に読み返している。初代の徳間ノベルズ版がいつごろまで手元にあったのか、もう定かではないけれど、軽く20年は経っているに違いない。 ふとしたひょうしにオスカー・フォン・ロイエンター…
オフィーリア。シェイクスピアの傑作「ハムレット」の登場人物。もともと王子ハムレットの婚約者だったが、身内のすったもんだの挙げ句、父王と王位継承権を失い失意の人となる。 オフィーリアは翻弄され全てを奪われ、狂気に囚われて泉に身を投げる。夢見る…
二つの物語を前後して読んだのは全くの偶然なので、これほどまでに似通った筋だったのには正直驚いている。 双方とも少年の成長物語であり、冒険譚なのだから。 時代は今とまったく違う。子供は、あくまでも無力で、親たちの保護は不安定だ。生きることさえ…
草枕作者: 夏目漱石発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」 有名すぎる一節で始まる草枕は、漱石初期の作品群のなかで異色…
大和路・信濃路作者: 堀辰雄発売日: 2012/10/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る堀辰雄とはなんと無邪気な鋭敏な感性をもった作家なのだろうと思ったのがまず第一の読後感。あまりにも正直であるがために、彼は歩く道々の風物や出会う人々に影…
古寺巡礼 和辻哲郎古寺巡礼作者: 和辻哲郎発売日: 2012/10/05メディア: Kindle版 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこの作品がどういう経緯で書かれたものか分からない。作者がどのような立場の人で、なぜ大和に永らくとどまって、このような…
日本食研の「宮殿、宮殿、焼き肉のたれ~♪」 というCMを初めて見て、軽い目眩とともに衝撃をうけた。食品のCMというのは、そのおいしさをアピールするものである、という概念を軽く飛び越えたものであるからだ。ちょっとぐぐってみたら、 本当に宮殿で作って…
内省と精神的成長力で得た心の平静は、より広い視野をもたらした。 だれも自分のことを理解してくれない。くれない症候群の彼女は、狭い隠れ家の中で口うるさい大人たちから逃れることができない。 何かいう度に、アンネにとっては正当な意見の表明なのだろ…
アンネの日記 (文春文庫)作者: アンネフランク,Anne Frank,深町真理子出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2003/04メディア: 文庫購入: 5人 クリック: 65回この商品を含むブログ (68件) を見るこの年になって恥ずかしながら初めて手に取った。世間を騒がせた図…
暑くもなく寒くもなく、日差しが適度にあって風は心地よく吹き、そんな一日だったので、しかも都合の良いことに仕事が休みだったので、家族連れ立って出かけることにした。 目的地は、六本木。子育て中かつ、生後8ヶ月のアカンボを抱っこして訪れるのに似つ…
実家の母親が絶賛。強力にすすめて嫁を巻き込んだ番組がこれ。 TOKYO MXというマニアックな選択に、最初は疑問を感じるかもしれないが、これが面白い。 まず、MCがふかわりょうというところに思いきりの良さを感じる。無難な候補なら他にいくらでもいただろ…
深紅の碑文 (上) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者: 上田早夕里出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2013/12/19メディア: 単行本この商品を含むブログ (9件) を見る深紅の碑文 (下) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)作者: 上田早夕里出版社/メーカー: …
米澤穂信 折れた竜骨折れた竜骨 (ミステリ・フロンティア)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2010/11/27メディア: 単行本 クリック: 92回この商品を含むブログ (117件) を見る折れた竜骨 上 (創元推理文庫)作者: 米澤穂信出版社/メーカー: …
ジョージ・R・R・マーティンの「竜との舞踏2」をお楽しみ中。 この、壮大かつ息の長いファンタジーと付き合うには相当な忍耐力と広い心が必要だ。けれど、それらの犠牲を払う価値はある。待てば待つほど次の作品が熟成されて、より深く完成度の高い物語にな…
ジブリ製作で何かと話題の「風立ちぬ」ですが、原作の小説とはずいぶん違ったものであることは知られた事ですよね。原作ではゼロ戦の設計者は出てこないし、ヒロインは菜穂子じゃなくて節子。ただ物語のテーマは同じなのかも。まだ映画のほうは見てませんの…