空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

キックバイクデビューには段階がある

キックバイクに乗ってくりくり歩く姿は、さながらペンギンのよう。両足を上げた滑走はまだまだ先の話か。

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三輪車からキックバイクへ

 

自転車の前段階となる幼児の乗り物といえば、ひと昔前は三輪車でした。

タラちゃんの華麗な乗りこなし方を見ても分かるように、それは数十年間不動の地位を占めていたのです。

しかし、ある商品の発売とともに、三輪車の強力なライバルが現れました。

それが、「キックバイク」です。

ある商品とは、STRIDER。ストライダーです。2歳から跨がれるコンパクトなサイズのペダルなし自転車というスタイルでデビューしたこの商品は、三輪車にはなかった様々な魅力で親たちの心を鷲掴みにしました。

 

 

このサイトはすごい。子供用自転車のサイトながらストライダーに乗り始めのお子さんの「上手くなり方」がわかりやすく書かれていて参考になりました。

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まず、バランス感覚が自然に身につくということ。

三輪車と違い、これは二輪。したがって自転車と同じバランス感覚が必要です。ある程度スピードを出さなければいけない点も自転車に近い感覚があるんですね。だから、これで慣れておくと自転車への移行もスムーズになるそうです。

つぎに、シンプル構造で安全面でも様々な配慮がされている点。

ストライダーにはペダルがありません。たがらチェーンもなし。ブレーキもなし。タイヤは空気を入れるタイプではなく、クッション性のある硬いスポンジのような素材でできているため、パンクの恐れがありません。徹底的にシンプルにできていて、だから故障からくる事故もほとんどなし、の安全性に考慮した点が受けたのです。

その3、練習を積めば高度な技も習得できる。

ストライダーにはペダルがない代わりに、後輪のちょっと前に足を置けるステップがあります。上達すると、ここに足を置いたまま高速で滑走したり、ハンドル部分に足を乗せてみたりとアクロバティックな乗り方ができるようになるらしい。なんと大会まで開催されているようなので、うちの子こそはという親を大量に熱狂させているようです。

 

ここまで一斉を風靡したストライダーなので、当然類似商品がたくさん出回っています。けれど今でもストライダーがダントツで1番人気です。

後発の商品はどうしても新しい色を出さなければなりませんし、それはブレーキなんかの付加機能だったり安さだったりするわけですが、ストライダーのブランド力には敵わない。子供をのせるんだからやっぱり少々根が張っても安全性の高いものがいい、と考えるのが親というものですから。

 

どうやってキックバイクに乗るようになったか 

 

うちは、1歳の後半ぐらいから「公園レーサー」というものに乗っていました。

 

公園レーサーNeo アイボリーグリーン

公園レーサーNeo アイボリーグリーン

 

 

シンプル構造の三輪車というところですね。軽くて幼児にも持ち上げられ、車輪の幅がとにかく広いので、安定性抜群です。

ただ、車輪がプラスチックなので、衝撃の吸収が今ひとつなのと、座面の高さが変えられない点、それからスピードが出にくい点がありました。またがりものの乗り物の、ほんの第一歩を記すにはちょうどいいですが、あんまり長く乗っていける乗り物ではありませんでした。

 

そんなわけでキックバイクの購入を検討していた矢先、これも日産スタジアムのフリマで見つけました。3500円。安い。

 

JEFFERYS (ジェフリース) London Taxi キックバイク 12型 足こぎ自転車 ピンク

JEFFERYS (ジェフリース) London Taxi キックバイク 12型 足こぎ自転車 ピンク

 

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LONDON TAXIと名付けられたオシャレなキックバイクです。色はピンクですね。男の子にピンクって、自分は好きです。ジェンダーにまつわる偏見や固定観念を相手にしない心意気を感じます。

ハンドルのバー部分にはちゃんとクッションカバーがつき、効きは微妙ですがブレーキも1つついている。サドルはストライダーよりやや広めで、尻の大きいうちの子にはピッタリに見えました。

 

初めは家の中で乗っていた

 

友達にものすごく活発で成長の早い子がいて、だいたい同じ月齢のくせに、やることなすことうちの子の半年くらい先をいってる感じなんです。その子もやっぱり半年くらい前にキックバイクを始めたんですが、最初はやっぱり家の中で乗っていたそう。

まず、またがるのに補助が必要。そして、降りるのにも手助けが必要なところから始めて、なんとかまたがった状態で歩けるようになるのに一週間くらいかかりました。

しばらくして、「お外で乗りたい」と言いだすように。

それから外に出て乗っていますが、まだ両足は地面についたままです。地面を蹴って滑走できるようになるのはもう少し先かなと思います。ただ、最近はハンドルを持ったまま押して歩けるようにはなりました。ちょっとずつじりじりです。

昨日乗りに行った時は、ちょっとした下勾配の道で一瞬だけ足が浮いて、滑走に近い状態になりました。

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本人は軽く恐怖心を感じたようで、慌ててとまって「速かった」みたいなことを言ってました。上の写真は、その後の恐怖に怯える子どもの姿。

 

苦労すること=安全面

このキックバイクは、それなりに本格的なフレームを持っているため、結構な重さがあり、勢いをつければかなりスピードが出ます。

今のところは、まだ両足をつけた状態でクリクリ歩いているだけなので公道でもさほど危険にはなりませんが、滑走するようになったら大変です。多分全力で走らないと追いつけないスピードになるだろうから、公道なんてとんでもない。

と思っていたら、ちゃんと説明書に「公道で使用しないこと」と書いてありました。

何回も転んで大泣きするだろうなあと思いつつ、すいーっと見事に滑走してくれる日を楽しみにしております。