たばこ談義 あるいは禁煙談義 増税の報に接して
たばこ増税の報
たばこがまた増税するかもしれないというニュースがちょっと前に流れました。
最近は下火になっていたので、ひょっとしたら立ち消えになってくれたのかと淡い期待を抱いて調べてみた結果。
いや、やっぱりそんなに甘くはない。
しっかり増税の方向で動いてやがりますね。
ひと箱10〜50円の値上げ、そして時期は2016年の4月が濃厚、と。
今私が吸っているたばこは2種類で、ひとつは420円、もうひとつは450円。高いほうはiqosです。
これがもし50円値上げとなったら500超えてしまう。そうなるとさすがに考えてしまいますね。禁煙を。
禁煙体験から
実は今までに2回ほど禁煙を成功させたことがあります。
1度目は20代後半の時期で、3年ほど続きました。2度目は妻が妊娠してからで、1年ほど続きました。
1年単位で禁煙できたら立派な成功だと思うのですが、なぜかそれが永続しない。禁煙中は本当に辛いので、もう2度とこういう経験はしたくないと思うのですが、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」再び口にした紫煙の味がもう美味すぎて、そんな後悔などは吹き飛んでしまうのです。
ニコチン中毒者は生涯たばこの味が忘れられないんです。
たとえ禁煙に成功して、たばこを断ち切り、普段吸わなくても全然平気、という状態になっても、1度口にしてしまったらもうおしまいです。また喫煙者に逆戻り、振り出しに戻る、おととい来やがれという状態になります。
それくらい、たばこの味というものは悪魔的な美味しさを持っているのです。
だから、たとえ今回また禁煙できたとしても、日常の端々でたばこへの誘惑を感じ続けるんだろなぁと思います。もう麻薬と変わらないですね。
いったいいくら負担が増えるのか
もし今の喫煙ペースを維持したとして、年間でどのくらいの支出増になるのか試算してみました。
現在
1日約8本→年間146箱×420円=61320円
増税後
1日約8本→年間146箱×470円=68620円
差額7300円
今も年間6万円近くたばこに費やしていることに驚きます。これがなかったらちょっとした家族旅行に行けるわ。
差額7300円を相殺するためには、当然ながら1日あたりに吸う本数を減らすしかなく、よって、
7300円分は、7300÷1本当たりの値段23.5円=約310本を年間で削減しなければならず、310÷365日=1日あたり約0.85本の削減が必要と。
つまり1日1本減らせれば増税されてもたばこ代に変化なしという計算になりました。
そもそも2010年に大幅な増税があったときも、その方法でしのいだのでした。
まず、家の中で吸わない。これを実行するだけでかなりの本数を減らせました。その当時の自分の部屋はヤニだらけだつたし、火事になりそうな事態も何度かあったので、これは増税がなくともやるべきことではありましたが。
そのころから比べれば、1日あと1本の削減は大した労もなくできそうな気がします。無駄吸いしている場面も思い当たるし。
そういうことより、禁煙すりゃいいんでしょうが。