空論オンザデスク

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隣家の猫が逃げ出した一件

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隣の猫が逃げ出してきた。

 

我が家はマンションで両隣があってベランダでつながっている。

 

その左となりのお部屋のご家族では、ちょっと大きめの猫を飼っていらっしゃる。わがマンションは分譲だしペット飼育を禁じているものではないのでそれはそれでかまわない。ただ、猫はいけるところにはどこでも行ってみたい性質を持つ生き物だということを銘記したい。

 

当然、猫ちゃんはわがベランダに潜入するわけである。ぼくは猫が好きだし小さいころからずっと飼っていたから、潜入は大歓迎である。もし百歩譲ってその猫ちゃんがベランダのミニトマトを踏み荒らしたとしても、笑って許せるくらいの心積りはある。だからウェルカムなのである。

 

この間、猫がベランダの境目を越えてうちのベランダに入ってしまったと、お隣の奥さんが血相を変えてやってきた。玄関口で心配そうにしている奥さんを待たせてベランダを捜索してみたが、その姿は見えなかった。残念だった。隣宅の心配をよそにちょっとひとなでし、面識を得ておいてまたくるように仕込んでおこうという魂胆だったが。しかし猫ちゃんがいないのは気になる。もしかしたらもうひとつ隣に侵入してしまったかもとお隣の奥さんに告げたのであるが、内心、ベランダから落ちたのではないかと下を見下ろしたりしてみた。猫という動物はそんなに間抜けではない、とは思うが一方で、最近は家の中で飼われて危機管理がまるでできない猫もいる。

 

幸い、無残な姿も変な染みもなく、懸念は現実にはならなかったのであるが、警戒心の強い飼い猫を手なずける機会を逃したがっかり感は大きい。

 

後日談だが、結局猫ちゃんはもとのお宅に戻っていたそうである。

猫というものは、人間の目論見などをよそに勝手にやるものなので、それはそれでよい。

また来て、今度はちょっとひとなでさせてくれ、ちょこっと餌付けでもさせてくれないかと期待している。