空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

夏目漱石「草枕」。オフィーリアと世間

草枕作者: 夏目漱石発売日: 2012/09/27メディア: Kindle版この商品を含むブログ (2件) を見る「智に働けば角がたつ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。とかく人の世は住みにくい。」 有名すぎる一節で始まる草枕は、漱石初期の作品群のなかで異色…

スーパーナチュラル シーズン6感想

SUPERNATURAL / スーパーナチュラル 〈シックス・シーズン〉コンプリート・ボックス [DVD]出版社/メーカー: ワーナー・ホーム・ビデオ発売日: 2011/09/07メディア: DVD クリック: 11回この商品を含むブログ (12件) を見るこの記事はネタバレを含みます。あら…

堀辰雄 「大和路 信濃路」

大和路・信濃路作者: 堀辰雄発売日: 2012/10/04メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る堀辰雄とはなんと無邪気な鋭敏な感性をもった作家なのだろうと思ったのがまず第一の読後感。あまりにも正直であるがために、彼は歩く道々の風物や出会う人々に影…

夜は妄想の時間。日常の向かい側のホラー

その晩は月夜だった。ほどよく浮かんだ雲に白い月光が反射して明るい夜空が広がっていた。 帰宅する道すがら、ふと見ると巨大な獣が横たわっていた。 もちろん、それは獣などではない。マンションの建設現場に置かれた大型の重機だった。差し渡し15メートル…

お相撲さんはなぜ威圧的でないのか

通勤途中、駅前で数人の相撲取りを見かけた。 髷を結っていたから、関取に違いない。浴衣を着、雪駄や下駄を履き、静かに会話をしながら迎えか菜にかを待っていたのだろう。 至って物静かな感じながら、体格の大きさは圧倒的な存在感を持ち、周囲の視線を集…

和辻哲郎 古寺巡礼

古寺巡礼 和辻哲郎古寺巡礼作者: 和辻哲郎発売日: 2012/10/05メディア: Kindle版 クリック: 1回この商品を含むブログ (1件) を見るこの作品がどういう経緯で書かれたものか分からない。作者がどのような立場の人で、なぜ大和に永らくとどまって、このような…

アプリ開発をやってみたい

はじめてのAndroidアプリ開発―Android4対応版 (TECHNICAL MASTER)作者: 山田祥寛出版社/メーカー: 秀和システム発売日: 2012/11メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見るO型の人間というのは、普段のんべんだらりとしているくせに、…

ブラジル ワールドカップに寄せて

googleを開いてみたら、ブラジルのストリートビューへの入り口が。 いわゆるストリートアートというもの? この色の感覚がすさまじく日本と違う。違いすぎて圧倒されてしまうしあこがれる。 原色の配置なのに風景にあわせると違和感がない。 まるで風景その…

【中学受験・高校受験】歴史年号ごろ合わせ(室町・戦国・安土桃山時代編)

1336年(いざさろう、吉野へ去ろう)後醍醐天皇が吉野に南朝を建てる 鎌倉幕府に不満を持った御家人をまとめ、幕府を倒した後醍醐天皇ですが、その後自ら政治の実権をもった「建武の新政」では、武士たちの不満をあつめ支持を失っていきます。そのさなか、兵…

交通事故を見た

交通事故を見た。 その夜、家に向かって歩いていたら、角を曲がった右手前方の横断歩道で車と歩行者が接触した。 直前にブレーキを踏み込む鋭い音。 周囲は暗く雨が降っており、ヘッドライトの光は相当に拡散していただろう。 加えてブレーキの効果も濡れた…

ハードルが上がる

知らず知らずのうちに自分で自分のハードルを上げてしまっている。 時々自覚しないと無意識に歯を食いしばっていて肩ばかり凝ってしまうので注意が必要だ。 たとえばこのブログ。 ほんの気晴らしのつもりで始めたのに、こんなネタじゃ読んでもらう価値無いし…

巴里より君を思う

これは数年前に作った合成画像なのだが、何とはなしに掘り出して貼ってみたくなった。 手前の猫は、当時の飼い猫で今はいない。放し飼いにしている猫にはよくあることで、ある日いなくなってそれきり帰ってこなくなった。猫の自由を尊重することと引き換えに…