空論オンザデスク

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東京、神奈川の公立中高一貫校受検まであと2週間。今最優先でやるべきことは何か。

受検まで2週間

2週間後の2月3日水曜日が東京、神奈川の公立中高一貫校、および国立中學校の受験日になります。ここを第一志望として取り組んできた方達は、今どんな状態で直前期を過ごしているのでしょう。

私の知っている限り、この時期にまだ過去問を解き終わっていないという人はいないでしょう。もう一通り2周、もしくは3周は回し、塾の課題もある程度やりきってしまって、さあ、あとは何をしたらいいんだろうと悩んでいる人も多かろうと思います。

そう、本当の直前期というのは、勉強が順調に進んでいる受験生ほどやることがなくなるものなのです。当然、今までやったことの総復習をすべきなのは分かっているのですが、総復習といったところで何から手をつけたものかと思案に暮れてしまうのです。

 

直前期に取り組むべきことの最優先は記述

こと公立中高一貫校に関して言えば、この時期は記述問題の最終確認に多くの時間を割くべきです。

東京、神奈川の適性検査問題は、近年難化傾向にあります。難化していると言われています。しかし、全体的な合格最低点はさほど動いていません。むしろ学校によっては合格ラインが上昇してきているところもあるほどです。では、何が難化しているのでしょう。それは、科目ごとに大きく違います。適性検査の問題は、たいてい国語を含む作文と、残り3科、算数、理科、社会の融合問題である総合問題の2つに分かれます。(一部理科、算数のみの問題で構成される適性検査Ⅲという科目がある学校もあります。)この中で、作文は合格最低点が高いです。これは受験生の訓練レベルが上がってきているからでしょう。作文というのは、一度ノウハウが確立すれば誰でも上達させることが可能だからです。代わりに難易度が上昇しているのは、何と言っても算数です。結局公立だろうが私立だろうが、中学受験は算数に尽きてしまうのです。近年の算数の問題は難関私立もかくやと言える難しい問題揃いで、算数の苦手な受験生が後2週間でどうにかできるレベルのものではありません。だから、この時期は効率よく得点をあげられるポイントに的を絞るべきです。

それは何かと言えば、理科と社会の記述問題です。これらは、与えられた問題文と資料、それに条件をよく吟味すれば正確に書けるものが大半です。記述問題は一問あたりの配点が大きく、多少ミスをしても中間点がもらえる可能性があり、手堅い得点源になるところです。

 

記述の復習は、書いたけど間違えた問題を優先

 

そこで、今までの過去問を解いてきた中で、記述問題の答案に目を通してみてください。自分ではわかったつもりでびっしりと気合を入れて書いたのに、模範解答は全然違う答えだった問題はありませんか。そこが最優先で復習するべきところです。わかったつもりで書いて、バツだった、ということは、そこは何か問題の読み落としや条件を誤解して書いている可能性があるからです。そういうところを探し出して、徹底的に正しい内容が余さず書けるようになるまで繰り返しましょう。その際には、問題文のどことどこを読めば正しい答えが書けるのか、印をつけながら書いていくと良いです。そうすることで、本番でも正確な記述が書ける可能性が高まり、とるべき問題を落とさない答案が書けるようになります。

 

この記事が受験生の方々のお役に立ちますことを祈りつつ。

 

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