空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

この形を考えてくれた人に感謝したい

今週のお題「お気に入りの一着」

東京と神奈川の中学受験が始まりました。たかだか11歳、12歳の時点で自分の能力と努力の成果を試される。成功すれば望んだ未来が開かれ、失敗すればその望みは断たれ、二度と再チャレンジできない。彼らはこれで初めて世界の残酷さを知り、またかつ優しさを知るんですよね。

そんな訳で、大人たちも精一杯応援してやらなければいけない。先生も、生徒が乾坤一擲の勝負に出ているときに家で寝てなんていられない。最後の激励をと受験校に足を運びます。そこでなにをするかというと、立ちんぼです。校門前でカーネルおじさんよろしく立ち尽くして、やってくる生徒を待ち伏せする。来たらがんばれとか落ち着いていけとか通り一遍のことを言って送り出す。ただそれだけのために朝も早くから学校という静謐であるはずの場所に異様な人だかりができます。すべてこれです。初めはキ〇〇イ沙汰だと思いました。でもやってるうちに感覚が麻痺してしまう。今はもう行かないと落ち着かない感じにさえなる。そうやって、受験をものする業界では狂乱の季節がすぎて行きます。

よりにもよって一年間で一番寒い時期に受験があるっていうのは何かの嫌がらせなんじゃないかと思います。風邪だってひきやすいし、雪が降ったら電車やバスが混乱するし、良いことが全くない。世界標準に合わせて秋入学にすれば良いでしょうが、そうなったらそうなったで何か不自然な感じがします。慣習というものの強固さを思い知らされますね。

慣習だといっても寒いことは寒い。学校というのは高台にあることが多いんですね。開校しようというときに広い土地が必要で、低地はそういう場所が確保しにくいから。だから風が容赦なく校門前に吹き寄せて、さらに寒い。そこに1時間かそこら立ち尽くすので、体を動かさない。だから余計に寒い。まさに寒い寒いの条件が見事なくらい揃ってます。だからいきおい防寒には気を使います。ヒートテックの肌着とタイツ、カイロは腹、背中、靴の中と要所につけ、ダウンは必需品。最後にマフラー、手袋とこれです。

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耳を覆うだけのものですがこれがあると全然違うんですよね。耳周りには寒暖を感じる神経があるのかないのか分からないけれど、とにかく全く暖かい。

昔から女の子用のボンボンのついたカチューシャみたいなやつはありましたが、男がつけけても違和感ないこういう形のものは無かった気がします。ひねれば小さくたためるし、マナーの面で帽子を被るのが適切でない場所でもこれなら目立たないから問題なし。イヤホンからの音漏れも完璧に防いでくれると良いことづくしです。