空論オンザデスク

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子育て、親育てを中心としたブログ 教育本、子育て本、鉄道もの、プラレール、トミカ系おもちゃなども。

2015-01-01から1年間の記事一覧

椰子の実

椰子の實 島 崎 藤 村 ”名も知らぬ遠き島より流れ寄る椰子の實一つ故郷の岸を離れて汝はそも波に幾月舊の樹は生ひや茂れる枝はなほ影をやなせるわれもまた渚を枕孤身の浮寢の旅ぞ實をとりて胸にあつれば新なり流離の憂海の日の沈むを見れば激り落つ異郷の涙…

子供を蚊から守るということ

蚊は、地球上で最も人間を殺している生物である。 世界で最も人間を殺している動物は…?その衝撃のチャートが明らかに - NAVER まとめ 蚊ぐらいで、と侮ってはいられない。 デング熱だって、子供がかかれば致命的なことになりかねない。 刺されたら最後、と…

心の中に隠れたナショナリズムについて

ナショナリズム nationalism の意味。1民族(独立)主義、2(時に批判して)国家主義、国粋主義;愛国心;愛国主義(運動)。 今、人間の頭の中の感情を擬人化した映画が上映されているが、その中には、この「ナショナリズム」という特殊でありがなら普遍的な…

ママ友システムに思う現代の子育て

ママ友との交流、子供の交流、成長 わが家は子供が生まれる数ヵ月前にマンションを購入して今の街に引っ越した。嫁も妊娠するまで仕事をしていたし、そもそも他県の出身なので近所に誰一人顔見知りはいない。 そんな中、役所や地域のコミュニティーでやって…

ワンダーコアに思う意欲とアクセシビリティのバランス

ワンダーコアスマートを購入してしまってから、はや一月が経つ。 こういうダイエット器具を衝動買いするのは、ビリーズブートキャンプ以来のことで、今回もまんまとショップジャパンの思惑に乗っているわけなのである。 さて、最大の疑問だったのか、「倒れ…

第二次世界大戦の時代を舞台にした歴史改変ものの名作をご紹介

歴史改変ものとは・・・すいません。勝手に名前をつけていますがもし別に呼称があるなら教えてくだされば幸いです。 実在の歴史の中に架空の人物を滑り込ませ、史実の中にフィクションを展開してみせる小説のジャンルのこと。歴史好きかつSF好きにはたまらな…

七つの習慣より、第1の習慣。 主体性

「7つの習慣」より、第一の習慣。「主体性」完訳 7つの習慣 人格主義の回復作者: スティーブン・R・コヴィー,フランクリン・コヴィー・ジャパン出版社/メーカー: キングベアー出版発売日: 2013/08/30メディア: ハードカバーこの商品を含むブログ (8件) を見…

プラレール始めました(1) 初めてのレイアウトができるまで

買ってしまおうと決意する 男の子が電車や車好きというのは自然発生的なものなのだろうか。 それとも親がそういうものだと無意識に考えて接しているからか。 我が家の1歳10ヶ月の息子は今のところ電車方面に強い関心があるようで、線路脇に連れて行くと興…

マッドマックスのような世界感が楽しめる忘れられた名作「スワン・ソング」

ロバート・マキャモン(Robert R McCammon)は、90年代ホラーの旗手としてスティーブン・キングなどと肩を並べた存在だという。 日本の出版界からすっかり忘れ去られてしまっているということは、2000年代に入って新刊の翻訳が1作品しか刊行されていないと…

【中学受験・高校受験】歴史の流れを把握し、並べ替え問題に強くなるプリント

中学、高校受験で問われる歴史のうち、大部分が「歴史の流れ」。 つまり基本的な人物やできごとがどういう因果関係で並べられるのか、 というところが出題されることが多いのです。 もちろん、歴史は「ストーリー」ですから、 こんなプリントで機械的に一か…

amazonプライムを無料体験してみた2日目のレビュー

amazonに行くと何かとアピールされるamazonプライム。 年会費4000円弱でお急ぎ便がいつでも無料というのは、魅力だろうが決定打にはなっていなかった。通販で買ったものが届くのに、そんなにスピードを求めていなかったからということはある。別に今日着こう…

糖質制限と私

糖質制限を初めて約4カ月後の昨日、65.4㎏の体重となり目標を達成した。始めるまえのピーク体重は72㎏あったから、6.6㎏の減量である。自分がやったことについて少し振り返りたい。 きっかけは、「炭水化物が人類を滅ぼす」といういささかキャッチーなタイ…

ラノベ好きな草食系男子に読んでほしい海外SF作品

ウェン・スペンサー 「ようこそ女たちの王国へ」ようこそ女たちの王国へ (ハヤカワ文庫SF)作者: ウェンスペンサー,エナミカツミ,赤尾秀子出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2007/10/24メディア: 文庫購入: 11人 クリック: 202回この商品を含むブログ (49件) …

学歴フィルターについて 第2回

第1回はこちら 前回提示した、以下の疑問点について書きたいと思う。 ・学歴は本当に学力に対応しているのか。 ・学歴の高低は学生自身の責任だけに帰すのか。 ・学歴フィルターはなぜ存在せねばならないのか。 ・そもそもなぜ、学歴フィルターが問題なのか…

学歴フィルターについて 第1回

第2回はこちら 学歴フィルターとは、就職活動のさいに、企業が学生を学歴によって選抜に参加させるかどうかを決めること。多くは、中堅以下の大学の学生が企業説明会などに参加を申し込もうとすると満席になっていて断られるのに、一流大学の学生には空席あ…

ライラの冒険 黄金の羅針盤

意地悪な大人たちに耐え、選ばれし少女が冒険を繰り広げるという、 一種のファンタジーの王道とも言えるお話。 ユニークなのは、当時流行した平行世界という概念を(狭義の)SFではなく、ファンタジーに取り入れたこと。それを魔法理論として成立させたこと。…

キャットウーマン

テレ東の名物番組「午後のロードショー」。 他局で洋画を流す番組がどんどん消滅していく中で、 平日毎日淡々と古い映画を上映してくれる貴重品である。 B級映画をB級として楽しむもよし。 こうした一昔前の名作を振り返るのも良い。 シャロン・ストーン特集…

国語の力をつけるということ 第3回

読解力について 読解力=語彙力+文脈力+経験値+解釈力と、前々回で書いた。 それについてもう少し掘り下げたい。 ・メタ化と映像化 私たちが文章を読むときに、無意識に行っていることがある。それは映像化とメタ化である。映画やドラマを見て、そのあとに原…

国語力をつけるということ 第2回

発達による学力について 子供は、一人ひとり発達の進み方が違う。特に小学生は、誕生月によっても大きく差がでてしまうし、それ以上に個人差が大きい。登下校中の小学生の列をみると、大人とほぼ変わらない身長の子とまだまだ小さい子が同学年だったりするこ…

国語力をつけるということ 第1回

国語という科目ほど伸ばすことが難しいものはない。国語が苦手で、受験が間近なのであれば、これを根本的にどうにかしようとは考えないほうがいいかもしれない。それよりも、より即効性があって合否を左右する科目に注力したほうが理にかなっている。中学受…

インターステラ―、その刺激

インターステラー。最近見た唯一の映画ということもあるけれど、この映画の印象の残りかたは半端ではない。 見てから一ヶ月経つのにストーリーの詳細を思い出すことができ、一つ一つのシーンを取り出して反芻することすらできる。 それは、この映画自体が大…

銀河英雄伝説を読み返す。

銀河英雄伝説を読み返す若いころむさぼるように読んでいた銀英を久々に読み返している。初代の徳間ノベルズ版がいつごろまで手元にあったのか、もう定かではないけれど、軽く20年は経っているに違いない。 ふとしたひょうしにオスカー・フォン・ロイエンター…

神奈川県公立高校入試について

神奈川県公立高校入試について入試問題の分析などはいろんなところで既に侃々諤々と言われているので今さら自分がいうことではないと思いながら、また次年度に向けた備忘録として解いた印象だけを書くことにする。まず英語。 びっくりしたのは問2の単語記述…

ゴミ収集車の形態的魅力について

一歳半の男児をもっていると、普段生活のなかで特に気にせずにいたものが突然興味深く見えてくることがある。 ゴミ収集車もそのひとつ。 軽快なメロディーと共にスムーズにやってきては、街に出されたゴミの山を見事に片付けていく。 もっとも魅力的なのはそ…

公立中高一貫校のはらむ矛盾

公立中高一貫校の矛盾 ひところの開校ラッシュがおさまり、倍率もだいぶ落ち着いてきた感のある首都圏の公立中高一貫校。中学進学の第三の選択肢として、すっかり定着したと言える。 これまでの国私立中入試と全く異なる入学試験は、「適性検査」と言い、算…

市立川崎高附属中について

市立川崎高附属中適性検査について2月10日に合格発表のあった市立川崎高附属中について、考えたことをまとめてみます。問題の難化 湘南ゼミナールさんの分析にもありましたが、昨年の問題よりかなり難しくなったことは確かです。というより昨年の問題が易し…